偉大なるドラマー、ジョー・ポーカロ(Joe Porcaro)。日本では「ロザーナ」、「アフリカ」など、数々の名曲を生み出したバンド、TOTOのオリジナル・メンバーであり、特に80年代以降のLAスタジオ・シーンを牽引した天才ドラマー、故ジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro)の父親としても有名ですね。ジェフだけでなく、故マイク(bass)、スティーヴ(keyboard)という音楽家を育てた父であり、さらに多数の名ドラマーを鍛え上げた優れたドラム教師でもあります。
またドラムのサウンドに関して、非常に厳しい“耳”を持っていることでも知られるジョーですが、ピュアサウンド・スネア・ワイヤーの草創期にも関わるなど、スネア・ワイヤー=スナッピーに関しては、特に強いこだわりがあります。そんな彼が、カノウプスのスネア・ワイヤーのサウンドを認めてくれて、非常に気に入ってくれている様子がわかる、とってもユニークな写真と、それにまつわるエピソードを、カノウプス代表、碓田信一に語ってもらいました!
「信一、やっぱり人差し指で一番って感じにしようか?」と、このポーズのアイディアはジョーが出してくれたのです。
毎年のNAMM(WINTER NAMM SHOW/アメリカ西海岸、アナハイムで開催される世界最大の楽器見本市)では、BEATOバッグのオーナー、フレッド・ビート夫妻とその息子夫婦、ジョー夫妻と私、その他ファミリーが一堂に会してのディナー・パーティーをアナハイムの“紅花”で開催するのが30年近くの恒例になっていました。しかし昨年は、ジョーが可愛がっていた家族同然の愛犬が病気になってしまい来られなかったため、彼はポスターの仕上がりを見ていませんでした。
今年1月のNAMMにて、ジョーはブースに立ち寄り、いつものように新製品のNV60-M5やNV70-M4などをチェック、絶賛してもらいました。そこで彼に「ポスターの前で同じポーズってどう?」と言ってみたところ、このご機嫌なショットが出来上がりました。