Limited30 Glass Fiber Snare Drum
SPEC
- 品番
- L30-1465GF (14"x6.5")
- 標準ラグ
- Chrome
- フープ
- Diecast / 8
- スネアワイヤー
- Back Beat Snare Wire (CPSS-BB14NP)
- シェル
- Glass Fiber
生産完了品
強度を保ちながら従来よりも薄いシェル厚を実現
従来のファイバーグラスシェルは樹脂とガラス繊維を混ぜ合わせて成型しており、強度を保つため相応のシェルの厚さが必要でした。結果、演奏する際に叩き込む力が必要になりサウンドは硬質になりがちでした。
L30-1465GFは、ガラス繊維を編み込んでシートを製作した上で成型するためシェル厚は1.5mmを実現。編み込み模様も美しいのが特長の一つです。
軽快なフィーリングで深胴サウンドを表現
さらにカノウプスでは、8テンション+ダイキャストフープ+エッジシェイプによりトータルバランスを調整し、横への柔軟性の確保と、力の出入り口の引き締めによる、硬質なだけでは無くふくよかな響きも持ち合わせた製品に仕上げました。
そのサウンドキャラクターは、思いのほか重心が低く、軽い力でも輪郭のはっきりした低音が軽快に響くと言った印象です。レスポンスが良いため、フィーリング的にも深胴を感じることなく深胴のサウンドが楽しめる1台です。
使用ドラマー/コメント
森拓也
敢えて誤解を恐れずに申し上げますが、好みのタイプの理想の彼女が出来ました。的な印象です。初めて叩いた際「君に会いたかった」と言わんばかり、大声で人目を憚らず唸ってしまいました。まさに一目惚れでした。正直、僕の中でのグラスファイバーのタイコのイメージはガラリと変わりました。ファットで深みがありそしてグラスファイバーなのに柔らかい。そしてビジュアルの美しさ。これは体感した人は皆さんそう思われているのではないでしょうか。強度を保ちながらも従来よりも圧倒的な薄さにすることにより力まずに鳴らすことができ、そして何より立ち上がりが早い。良い意味でのヤンチャさもありますがまろやかさもあるように思います。湿気や環境を気にせず、ふくよかさからくる温もり的なものは「全然、ウッドシェルじゃなくてもエェやん」とさえ思ってしまうほどです。グラスファイバーの良い所も6半の深さの良い所も逆にそれが枷となってしまっていた部分もクリアされ、結構オールマイティーに使えるような気がします。こんなに一つの楽器で表情が豊かなのも面白いです。
ミト充
昔から憧れていたグラスファイバーのスネアがカノウプスで出ると聞いてプロトタイプなども叩かせていただきました。
まずレスポンスがすごく早い。6.5”になると少しレスポンスがその深さの味でもある後からくる感じがあると思うのですが、ハイピッチにするとパキーンとすぐ鳴ってくれるしロー〜ミディアムのピッチの時も他の素材より自分の中では相当早いと感じてます。だけどサウンドのボトムの部分はどのピッチでもしっかり出てくれるので「硬すぎない太くて立ち上がりの早い音」がなってくれます。ボトムが出る分リムをかけないで叩くとキャラも変わるのでいろんなニュアンスが出せると思います。何種類か試してみたけどヘッドによってもキャラがいろいろ変わるのでそこで遊んだりするのも面白いと思えるスネアです。
あと、ルックスが大好き♪