2011年のデビューから日本の音楽シーンに衝撃を持って迎えられ、その卓越した音楽性とテクニック、さらに70年代から00年代を昇華したポップ・センスなど、その“個性”で頭角を現すロック・バンド、パスピエ。そんな個性的なバンドの多彩なリズムを担うドラマー、やおたくやさんは多様なドラミングとサウンドで楽曲を躍動させています。
スネア・ワイヤー=スナッピーは消耗品と語るやおさんは、現在カノウプスのバックビート・スネア・ワイヤー(Back Beat Snare Wire)のNP(メッキ仕様)を愛用中です。スナッピー交換の重要性や、そのサウンドの魅力など、やおさんに語っていただきました!
── カノウプス・スネア・ワイヤーとの出会い ──
「カノウプスのスナッピーは、最近(カノウプスのドラムを使うようになってから)使い始めたんです。スネア・ドラムは、DWのブラス・スネアを使っているので、最初はDWのもので、そこからいろいろなメーカーのものを試していったんです。僕にとってやはりスナッピーは“消耗品”で、常に交換するものなので、“自分のプレイを底上げしてくれるもの”って考えています。そういう意味でも、カノウプスのバックビート・スネア・ワイヤーは手頃ですよね。やっぱり信頼感と安定感が一番だと思うんです。スティックやヘッドもそうですけど、個体差ってあるじゃないですか? そこはやっぱり自分が信頼できるブランド=カノウプスのものを使った方がいいと思います」
── スネア・ワイヤーの交換時期 ──
「スナッピーは裏ヘッドを交換するタイミングで換えます。だいたい1ヵ月、もしくはライヴが続けば、5回くらいで換えてますね。わかりやすいところで言えば、裏ヘッドにスナッピーの痕がついてきますので、そこも基準にはしますが、倍音が落ち着かなくなってくるというか……。僕らの現場って、スネア・ドラムを僕だけが触るわけではないんです。ローディーの人が触ったり、些細なことですけど手垢が裏ヘッドについたり、ちょっとした何かにぶつかってヘコんでしまったりだとか、そういうことがあるので……。チューニングの時点で、何かちょっと、少しでも違和感があると、絶対にどこかがおかしいんですよね。そこで新しいものにしてしまえば、100%そのせいではなくなるので、“違和感を少しでも感じたら”換えようって思います。うまくいかないって思ったときに、自分のせいじゃないっていうのが一番良くないことなので、そこは排除して、あとは自分の責任でやるということですね。やっぱり“物”ですから、削れる、ヘコむ、伸びるっていうのは避けられない部分なので、自分の楽器なら、そこだけは絶対に守った方がいいと思います」
── Back Beat Snare Wireの“NP”(メッキあり)を選んだ理由 ──
「バックビート・スネア・ワイヤー(NP)は、単純に使ってみた中で相性が良かったっていうのと、何より“餅は餅屋”じゃないですけど、カノウプスの方々が長年研究した“金属シェルにはメッキしたものが合う”っていうのを信用してるんです。実際にそれで安心できますし、もう感覚でしかないんですけど、“確かに合うな”と思います。エンジニアにも“音が大きくなったよ”って言ってもらえたり、メンバーにも“これはカノウプスが研究して作ってくれたものだよ”って言える、そういう信頼感ですね。そこが自分としてはデカいです。僕は信じてますから! すごく気に入ってます」
── どんな人にオススメ? ──
「ドラムのプレイに目がいってるんだけど、サウンドの方にいってないドラマーに。そこ(スナッピーを交換すること)に気づいてもらいたいですね。小さなことですけど、スナッピーの違い、音の違いを体感してほしいと思います」
やおさんの言う通り、スナッピーの交換でスネア・ドラムのサウンドは劇的に変わります! やおさん愛用のカノウプスのバックビート・スネア・ワイヤーは、もちろんオススメです! みなさんもぜひ、手に取ってご自分のスネア・ドラムで試してみてください!