ついに!ハイブリッド・ハイハット・スタンド完成!

ハイブリッド・スネア・スタンド

2017年、新たに発売されたハイブリッド・スネア・スタンド(Hybrid-Snare Stand/CSS-4HY)、マイナーチェンジが施されたハイブリッド・シンバル・スタンド(Hybrid-Cymbal Stand/CBS2-2HY)は、軽い/安定性抜群/音が良いと三拍子が揃うヘヴィデューティー仕様のハードウェアとして、すでに大好評をいただいております。そのハイブリッド・ハードウェア・シリーズ(HYBRID HARDWARE SERIES)に今回、満を持して、新たにハイブリッド・ハイハット・スタンド(Hybrid-Hi-Hat Stand/CHS-3HY)が加わりました! 魅力的なスペックが満載! さっそくカノウプス開発担当にその特徴を解説してもらいました!

ハイブリッド・ハイハット・スタンドCHS-3HY

従来のバランスを変えてみた
新しいハイブリッド・ハードウェア・シリーズは全部そうなんですが、今までのジョイント部分=ダイキャスト、パイプ部分=アルミだったものから、そのバランスを変えてみたんです。レッグ(脚)はアルミのままですが、パイプはスティールに、ジョイント部分は新たに型を起こして、すべてアルミ・ダイキャストに変更しました。それで一般的なヘヴィデューティー仕様のハイハット・スタンドの2/3以下の重さを実現しています。
スティール・パイプの意味
パイプをスティールにしたのはサウンドの面ももちろんありますが、“揺れ”の面も大きいです。シンバル・スタンドは固定して使いますが、ハイハット・スタンドは可動部分が多いということもあり、しかも常に踏んで力を加えているわけですから、(従来のアルミ・パイプだと)演奏中の前後の揺れが気になるっていう方もいて、そこでスティールに戻して今の仕様に落ち着きました。サウンドの良さと演奏性の向上をねらったということですね。
新たに“テコ式”を採用
他のメーカーのハイハット・スタンドと大きく違う点は、“テコ式”というところですね。現在ヘヴィデューティーなハイハット・スタンドでは、動きをスムーズにするため、滑車式が主流になっています。滑車式はとてもスムーズでいいんですが、“踏みしろ”と“シャフトの動き”がどうしても違ってしまって、(踏んだ距離に対してシャフトの動く距離が)半分くらいになってしまうんです。そうなるとダイレクト感が損なわれてしまう。しかしダイレクト式にすると軽快なスムーズ感は出ない。結果、カノウプスでは新たなテコ式に行き着きました。滑車式に比べてテコ式の方が踏み幅のロスが少ないんですね。滑車式のものよりも踏みしろとハイハットの動きがより近くなっています。フィーリングとして、「このスタンドの方が気持ちいいかも」と感じていただけると思います。あとチェーン部分に靴の(つま先部分の)汚れ防止に対応したベルクロを巻いているんです。もちろんこれは取り外しが可能です。

◎close up![one_half] ハイブリッド・ハイハット・スタンド
▲踏み込みとハイハット・シンバルの動きの連動率が高く、かつスムースで軽快なアクションを実現した“テコ式”を新たに開発・採用。[/one_half] [one_half last=”yes”] ハイブリッド・ハイハット・スタンド ベルクロ トゥガード
▲靴の先がチェーンの油などで汚れるのを防ぐため、チェーンにベルクロを装着。[/one_half] [one_half] ハイブリッド・ハイハット・スタンド
▲ジョイント式のアンダー・プレートで抜群の安定性を確保しつつ、コンパクトに折り畳むことが可能。[/one_half] [one_half last=”yes”] ハイブリッド・ハイハット・スタンド
▲ロッドを面で(引っ張って)固定する最新のハイハット・クラッチ。[/one_half] [one_half] ハイブリッド・ハイハット・スタンド
▲サウンドを考慮し、ハイハットのボトム・シンバルへの接触が少ないゴム製のボトム・カップを採用。[/one_half] [one_half last=”yes”] ハイブリッド・ハイハット・スタンド
▲スプリングの強弱調整は、最も視認性の高い方式。[/one_half] カノウプス流“軽量ヘヴィーデューティー仕様”のハイハット・スタンド。ぜひお試しいただき、そのアクションと音色を体感してください!