【エンドーサー情報:今村公治】Base Ball Bear「不思議な夜」にドラムテックで参加

Base Ball Bear「不思議な夜」

Base Ball Bearによる3ヶ月連続リリース“エクストリーム・シングル”第3弾『不思議な夜』(2015年10月7日リリース)の表題曲にCANOPUSエンドーサー今村公治氏がドラムテックとして参加、Birch Seriesドラムキットが使用されました。


Base Ball Bear「不思議な夜」(ミュージックビデオShort Ver.)

Base Ball Bear オフィシャルサイト
http://www.baseballbear.com/
「シリーズ“三十一”」特設サイト
http://baseballbear31.com/

今村公治
ドラムテックとして参加した今村公治氏

【レコーディング使用ドラム】

CANOPUS Birch Series

22″×18″ BD
10″×8″ TT
12″×8.5″ TT
16″×15″ FT

【コメント】

この楽曲は2015年8月にリリースされた第1弾エクストリーム・シングル「それって、for 誰?part1」のプロデューサー玉井健二さんがプロデュースされた楽曲で、リズム的な方向性で言えば広い意味で「それって、for 誰?part1」と同じカテゴリーの楽曲である・・と、ドラマー堀之内大介さん(以下 堀くん)と共通認識を持った前提で、堀くんより「それって for 誰part1とはあえて違う音色にして区別化を計りたい!」というリクエストがありました。

「それって、for 誰?part1」は、同曲のコメントでも書かせて頂いたようにカノウプスRFMシリーズの特注キットで、いわば「タイトで太い筒鳴り重低音サウンド」を目指したのに対して「不思議な夜」はBase Ball Bearでは最も多く使用したと言っても過言でないカノウプス Birchキットをチョイスしました。
ヘッドも「それって、for 誰?part1」ではコーテッド系のヘッドを使用したのに対して「不思議な夜」はアタック重視のピンストライプを使用し、「それって・・」がEarth, Wind & FireやDonna Summerのような70年代ディスコサウンドのイメージだとしたら、「不思議・・」は堀くんが好きなアーティストでもあるDuran DuranやDavid Bowieなどの80年代のダンスミュージックを意識しました。
スネアも「それって・・」が厚胴ブロンズ製7インチでコーテッドエンペラーに6cmリングミュートを付け倍音をほとんどカットしたミューティーなサウンドに対して、「不思議・・」は厚胴ブラス製6.5インチで、CANOPUS HAZYコーテッド(1枚皮で約400ミクロン)でノーミュートにてオープンなサウンドにしました。

よって「それって・・」のスネアが「ダシッ!」というサウンドであるとしたら、「不思議・・」は「クワーン!」というアタック感と倍音を感じられるサウンドになっており、ドラムセットもソリッドでありつつ、パンチのきいた明るいアタック感があるサウンドが得られています。
このドラムセット&サウンドメイキングの違いは、この2曲を聴き比べてみると楽曲の全体感の違いにも繫がっている事がわかると思います。
勿論、違う曲なのですが、楽曲の土台(住宅で言えば基礎工事の部分)のドラムサウンドが違う事で楽曲全体の質感が違って聴こえるという良い例かも知れませんので、リスナーの皆さんにとって、そういう楽曲の聴き方や楽しみ方も音楽の面白さを更に深く感じられるのではないかと思います。

このように各曲に対して、バンドに対する愛情や想い、自身のこだわりやアイデンティティを注入して参加している堀くんと一緒にレコーディングに参加出来て光栄に思っております。